佐渡の三人‐長嶋有

さあアウトプットンのお時間です。

今回は長嶋有さんの佐渡の三人を読みました。

読書時間は5,6時間かな?(遅いので・・・)

 

 

ストーリは主人公が祖父祖母、大叔父、大叔母の納骨のため三度佐渡へ旅するという話。長嶋有さん自体初めて読んだんだが・・・一言でいうと緩い(いい意味で)

主人公の小説家道子(孫にあたる)の目線で書き連ねられていくが、道子は決して考えがない訳ではないが(そういう部分もある)皆の意見を受け入れることが出来る性格なので、誰がどうしようということに対して、いつも客観的に見つめて(傍観して)基本的に従う。だから言い争いもなく、衝突も無いが、個性の強いキャラクターに 普通じゃないよね?ということを少しながらも感じながらも、ただただゆるーく身を任せストーリは展開していく。

その普通じゃないよね?っていう部分や個性的なキャラクターや、それぞれの事情は実は普通なのかもしれない。みんなそれぞれが持っている変な部分が、なんの大袈裟でなく、ただただリアルに進んでいくところが面白い。

思ったのは、みんな変であり、その変が普通なのかもしれない。

だから相手に気を使う必要もなく、自分の意見があれば言えばいいし、なければお任せすればいい。そんな当たり前のことを堂々でやっていくことが本来の姿なのかなーと思った。

長嶋作品全制覇したい。